サンタマリアノヴェッラ薬局「魔法の石けん」美しい肌を手に入れる方法

イタリア

ソープは液体派?固形派?

みなさん、こんにちは!アオテアロアです!
毎日暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか?
早いもので、今日で8月も終わりです…

家のクーラーの調子が悪く、ほとんどクーラーを使わずに、汗をかきながら修行僧のような毎日を過ごしています(笑)

冷水を入れて使う冷風機をこの夏初めて購入し使っていますが、暑すぎる日はぬるい風?が出るだけであまり効果なし…でも氷を入れて使うと少し涼しく感じます。

暑くてボーっとしている時に「安倍首相、辞意表明!」のニュースが!一気に目が覚めました。体調が悪化したためとの事ですが…

連続在任日数歴代1位、人により評価が分かれ、言いたいことも多々ありますが…この場では「お疲れさまでした、ゆっくりと療養してください」という言葉をかけたいと思います。

毎日が暑すぎるから?いつもの散歩コースからお花がぐんと減りました。写真はフランスのモネの庭のお花です。まだモネを読んでいない方はこちらからどうぞ!

こんなに暑いと汗をかくのでシャワーを浴びる回数が増えてきます。
みなさんにひとつ質問です!
身体を洗う時、どちらを使っていますか?液体ソープ ?それとも固形石鹸

私は…固形石鹸です。

多分、液体ソープ派の方が多いと思います。私が子供の頃は牛乳石鹸が定番でした。ふと気になって、いつから液体ソープが出回ったのか調べてみました。

一番古いのは1972年(昭和47年)に牛乳石鹸から発売された「マイホープ・ボディバブルス」、その後1984年(昭和59年)に花王の「ビオレU」が誕生したそうです。シャワーの習慣が定着するのと同時に、泡立ちがよく使いやすい液体ソープが普及していったようです。

ヨーロッパ旅行をすると、ホテルにあるのは「シャワージェル」というもので、いわゆる液体ソープのことですが、ホテルによってはシャンプーもリンスもなく、このシャワージェルと固形石鹸だけということがよくあります。

そういう時はこのシャワージェルをシャンプーに使うのですが…とんでもなく髪が痛みます。洗髪後、クシが通りません(涙)なのでアメニティはすべて日本から持参しています。

バスタブにお湯を張る時にシャワージェルを使うと泡風呂になりますが、外国のホテルで浴槽につかることはほとんどありません。よっぽどきれいな浴槽か、寒くて凍えるような夜でない限り…(変なところで潔癖症です)

もともとは液体ソープ派だった私が、固形石鹸に変える出来事が7~8年前にありました。これからのお話は女性の方は必見です!

大人買いしたくなる「魔法の石鹸」

今から7~8年前、イタリアのツアーで透き通るような白い肌の持ち主の女医さんと出会いました。4大都市(ミラノ、ベニス、フィレンツェ、ローマ)を巡るコースで、ちょうど真ん中のフィレンツェに到着した日のことでした。

※フィレンツェのドゥオーモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂)

「このホテルの近くにサンタマリアノヴェッラ薬局があると思うんですが、どこにあるかご存知ですか?」とその女医さんに尋ねられました。

ホテルはサンタマリアノヴェッラ薬局から徒歩5分位の場所にあり、夕食まで少し時間があったので私も同行することにしました。

「何かお目当てのものがあるのですか?」とたずねると「はい。アーモンド石鹸大人買いしたいんです!」

アーモンド石鹸を、大人買い…??

「10個ぐらい買おうと思っているんですけど…いや、もっと買おうかしら?」嬉しそうに話す女医さんに、どうしてそんなにたくさん買うのか聞いてみました。

この石鹸で顔を洗うとお肌がきれいになるの!
え~!初めて聞いた!そんな話!

でも確かに、女医さんの肌は白く透き通っていて、58才とは思えない陶器のようなすべすべお肌…本人がそういうのだから間違いない…ということで、さっそく私も買うことにしました。

※サンタマリアノヴェッラ薬局の店内

でも安くはないお値段で、1個10ユーロ(約1250円)とりあえずひとつだけ購入、女医さんは10個購入し満面の笑みでお店を後にされました。

石鹸はお肌を変える??(ある女医さんの話)

夕食の時間になり、美味しいステーキとキャンティワインで話が盛り上がった時に、さっきの石鹸の話が出て、女医さんが詳しく話をしてくれました。

女医さんは若い時に顔にできたシミトラブル(肝斑と言っていたような…)にとても悩んでいたそうで、いろんなクリームを塗ってみたり、1本何万円もする高級美容液を使ってみたりしたけど一向に良くならず、そんな時に医者仲間から評判の良い肌専門医を紹介してもらい、診てもらうことになりました。

その肌専門医の先生も女性で、女医さんより5歳も年上なのに自分より肌がきれいツヤツヤに輝いていてびっくりしたそう…

肌の悩みを相談すると、その先生がひと言「今まで顔に塗っていたもの全て使うのをやめて、明日からは石鹸だけで顔を洗いなさい。ただし、石鹸は無添加で肌に刺激が少ない自然に近いものを使うように」

ビックリした女医さんは「それだけですか?」と思わず聞き返したそうです。でも何だか今までの努力を否定されたような気分になり、石鹸だけで顔を洗うのをためらっていると、その話を聞いた友人が旅行のお土産にと買って来てくれたのが「サンタマリアノヴェッラ薬局のアーモンド石鹸」でした。

アーモンド石鹸は天然成分で構成され、アーモンドオイルがたっぷり配合されているのでしっとりとした使い心地、アーモンドの上品な香りがリラックス効果を高めてくれます。

女医さんはお土産にもらった石鹸で顔を洗い、さらに肌専門医の先生の指導のもと、肌のお手入れにも気を使い、ずっと石鹸を使い続けました。結果、現在のような透明感のある白くて美しい肌を手に入れた…そうです。

このツアーに参加していた女性全員が、話を聞きながら女医さんの美しい肌に食い入るように見入っていました(笑)

この後のことは、女性の方なら想像がつきますよね…女性全員が、吸い込まれるようにサンタマリアノヴェッラ薬局へ石鹸を買いに行きました(笑)

※黄色い箱に入っているのがアーモンド石鹸、白い包装紙はミルク石鹸です。

その日の夜、バスルームで高級感ある黄色い箱を開けると、杏仁豆腐に似たアーモンドの香りがふわっと漂ってきました。

これが美しくなれる魔法の石鹸なのね!」高級石鹸を手に取ると、まるで自分がセレブになった気分!

この日を境に、液体ソープに「さよなら」をしました。

みなさん、アーモンド石鹸の効果が気になりますよね?

私と直接会う機会がある方なら、年齢の割には「肌がきれい」なことを実感していただけるでしょう(笑)日焼けのシミがないのは若いころから日焼け対策をしていたからです。数年間、使い続けている石鹸の効果なのか、現在も肌のトラブルは一切ありません

※石鹸で日焼けのシミは消えませんので、必ず日焼け止めを塗ってお出かけください!

石鹸が気になる方、アマゾンで買えるアーモンド石鹸を載せておきます。
1個と、3個セットの2種類ありますので参考までに!(公式HPよりは安いです!)

効果的なお肌の手入れ法(女医さん直伝)

その女医さんの話では、ただ単に石鹸を使うだけではダメで、ちゃんとしたお手入れをする必要があるそうです。

まず洗顔ですが、石鹸をよ~く泡立てて「泡」で顔を洗います手でこするのはNG!お肌の細胞を痛めてしまうそうです。

言われた通りに泡立てたけど、泡で洗っても洗っている感じがしないし、本当に化粧が落ちているのか心配で、最初の頃は2度洗っていました。

女医さん曰く、石鹸で落ちないものはお肌に悪いそう…クレンジングオイル?使いません。液体ソープを使っていた時もクレンジングオイルを使わずに、液体ソープで普通にごしごしと顔を洗っていました(笑)

※フィレンツェ本店 昔の香水瓶

洗顔後に顔をふく時、普通にタオルで上下にこするように拭いていましたが、それもNG!です。顔を下に引っ張たらお肌がたるむとの事。タオルを優しく押し当てて水滴を吸収させます…本気で肌のお手入れをするって気が抜けないです。

次に洗顔後の化粧水ですが、コットンを使うのはNG!です。コットンの繊維がお肌の細胞を傷つけるので、手でたたくようにして染み込ませていきます。

化粧水はアルコールが入っていないものを選びます。アルコールが入っていると、アルコールが蒸発する時に同時にお肌の水分も蒸発させてしまうので…

それを聞いて自分が使っている化粧水の成分をチェックしたら、アルコールが入っていてショックでした(涙)皆さんもお使いの化粧水をチェックしてみて下さい!

ここまでが基本のお手入れです。後は保湿クリームを塗って終了です。

※フィレンツェ本店 昔の香水瓶

面倒かもしれませんが、これをずっと続けることで美しい肌を手に入れることができます。若い女性は「若い」というだけでお肌がきれいですが、50才、60才になった時に周りとは違う美しい肌を手に入れたいなら、今から始めて下さい!

余談ですが、海外では疲れて化粧を落とさずに寝てしまうことが時々ありました。ある時テレビで「化粧をして寝るのは、顔に汚い雑巾をかぶせて寝るのと同じだ」という痛烈な一言を耳にして以来、ちゃんと化粧を落とすようになりました…

ヨーロッパ最古の薬局「サンタマリアノヴェッラ薬局」

今回、登場したサンタマリアノヴェッラ薬局ですが、実はヨーロッパで現存する一番古い薬局です。約800年前の1221年、フィレンツェに移住してきたドメニコ修道士たちが、修道院の中庭で育てた薬草やハーブを調合して、オリジナルの薬をつくったのが始まりです。

※フィレンツェ本店の入口のホール

当時は医者に診てもらえるのは裕福な人たちだけで、庶民たちは病気になっても簡単に診てもらうことができませんでした。修道士たちはそんな人々のために、薬を調合したり治療をしたりして、地域に貢献していました。

修道士といえば勤勉に働いて神様にお祈りをする人というイメージがありますが、中世の時代ではエリートの集団だったとも言えます。活版印刷が発明されるまでは、当時貴重だった「本」は修道士たちによって写本されていました。

※フィレンツェ本店 古いフレスコ画も見られます

そんな背景から、王侯貴族や巡礼者たちが持ち寄るいろんな本や、外国の書物に触れる機会が多く、広い分野での知識を身に付けることができました。

修道士たちは研究を重ねて薬剤や鎮痛剤、軟膏、香料など、生活に必要な薬をつくり続けました。そして1612年、一般薬局として認可され、正式に薬局として営業を始めました。

現在でも中世の時代から伝わるレシピや処方を守り続け、昔と変わらない伝統製法で、天然栽培の草花や油脂を使って作り続けています。

※フィレンツェ本店の店内

世界中からたくさんの人たちが商品を求めてお店を訪れますが、もちろん、ネットでも買えます。(現地の方が断然安いですが…公式オンラインショップは倍の値段です)

アーモンド石鹸以外にミルク石鹸も人気です。種類が豊富で選ぶのに悩みますが、個人的にはミルク石鹸の中ではローズが一番好きです。高貴なローズの香りが贅沢な気分にしてくれます!

※今回、このブログに載せている写真は、全てフィレンツェ本店のものです。本店は歴史ある建物の中に、中世の時代に使われた薬瓶や調合道具などが展示されています。全てのお店に商品名を日本語に訳したものが置かれています。

時間がなくて行けない方、各大都市にシンプルで小さいですが支店があります。観光で行くミラノ、ベニス、ヴェローナ、ローマ…など。立ち寄れる町で足を運んでみてください。

今は海外へ行けないので、日本にあるサンタマリアノヴェッラ薬局の店舗リストを貼っておきます。日本の店舗には行ったことはないのですが…やはり商品は手に取ってみるのが一番ですよね!

サンタマリアノヴェッラ薬局・日本の店舗リストここをクリック!

石鹸だけでなく香水もおすすめです!

いつもは石鹸を買うだけだったのですが、何かの雑誌で香水もとても良いと載っていたので、一度買ってみようかなと思いさっそくお店へ行きました。

サンタマリアノヴェッラ薬局の本店はフィレンツェにあります。その昔はメディチ家がフィレンツェを支配していました。そのメディチ家からフランス王家に嫁いだカテリーナ・ディ・メディチという女性をご存知でしょうか?

カテリーナは、後にフランス国王になるアンリ王子(アンリ2世)に14才で嫁ぎました。お輿入れの際に、フィレンツェからいろんなモノや職人たちを連れていきました。当時の流行の最先端はフランスではなく、ルネサンス文化が花開いたフィレンツェでした。

その中のひとつに、サンタマリアノヴェッラ薬局で特別に調合された香水「Acqua della Regina アックア・デッラ・レジーナ」がありました。この香りは「王妃の水」と呼ばれ、現在は「サンタ・マリア・ノヴェッラ」に名前を変えて売られています。

香水をいろいろ見せてもらいましたが、どちらかというと個性的でスパイシーな香りのもが多く、私の好きそうな香りがないので諦めて店を出ようとしたら「最近出たこちらの香水はどうですか?」と店員さんがすすめてきたのが「チンクアンタ」でした。

2015年、フィレンツェと京都が姉妹都市提携をして50周年を迎えた事を記念して、イタリア語で50=チンクアンタという名前の香水が発売されました。日本と関連があるということで、その香水が気になって手に取ってみると、優しくて上品なフローラル系の香り…一瞬で気に入り即購入。

公式HPには「クチナシ、オレンジ・フラワー、ティアレのトップノートが、甘い木香やグリーンティーの香りと織りを成すフローラルブーケ。ムスクとアンバーの香りが、高貴な木香のノートに溶け込みます」との説明書き…

「香り」を「言葉」にするって難しいですよね?ワインの香りを表現するのも難しいですが、私の語彙力ではとてもこんな風に表現できません…

どんなに美しい言葉を並べて表現されても、最後に決めるのは香りをかいだ時のインスピレーションです。

こちらもかなり高価で、現地ではひとつ100ユーロ(約12,500円)しますが、公式HPでは「倍の値段」です。他にもいろいろ商品がありますので、興味のある方は公式HPをご覧ください。

◆サンタマリアノヴェッラ薬局公式HPはこちら!

最後にお得な情報!

愛用しているアーモンド石鹸ですが、ストックしていた最後の1個を先日開封しました。しばらくはイタリアへ行けないので、どうしよう…

でも、実は耳寄りな情報が…
女医さんも同じ問題に直面しました。そこで肌専門医の先生が使っている石鹸を尋ねたそうです。その答えは…「シャボン玉石鹸・ビューティ」でした。

シャボン玉石鹸は九州にある日本の会社が作っている石鹸で、化学物質や合成添加物を一切含まない無添加石けんです。

その会社の中でも”プレミアム”商品である「ビューティーソープ」が、肌専門医の先生が愛用している石鹸です。調べてみるとビューティソープはなんと、1個たったの220円!コスパ良すぎます(涙)次はこの石鹸を使ってみます。

◆シャボン玉石鹸公式HPはこちら!

女医さんはなるべく石鹸を長く使うため、洗顔には「アーモンド石鹸」を使い、体は他の石鹸で洗っているそうです(笑)結論から言うと「無添加で肌に優しい石鹸で顔を洗う」ことが大事ということですね!

固形石鹸と液体ソープでは、固形の方が石鹸成分を多く含むので、液体ソープよりキレイに洗えるそうです。それは使っていて実感します。それに肌に優しいのも固形石鹸の方です。

アーモンド石鹸と出会って以来、固形石鹸が気になりだして、海外で人気のオーガニックコスメのお店の石鹸を買ったりして、いろんな石鹸を試しましたが、最終的にアーモンド石鹸に戻ってしまいます。

※フィレンツェ本店 薬作りの道具(中世の時代)

女医さんがもう一つ、目を輝かせて話していたことを思い出しました。

「ハンニバル」という昔の映画で、殺人鬼のレクター博士が雲隠れし、その行方をどうしても突き止められなかった女性捜査官クラリスに、レクター博士がプレゼントとして贈ったのが「サンタマリアノヴェッラ薬局のアーモンド石鹸」でした。

この石鹸がヒントとなって、レクター博士の居場所を突き止めることができるのですが、女医さんはハンニバルが大好きらしく、イタリア旅行にも単行本を持参していて、石鹸が出てくるシーンに赤ペンで線が引いてありました(笑)

興味のある方は映画でこのシーンを探してみて下さい!ちなみにこのお話は「羊たちの沈黙」の続編なので、そちらを観てからの方がいいかもしれません。※恐ろしい残虐シーン多数あり要注意!

原作はトマス・ハリスの小説で「レッド・ドラゴン」「羊たちの沈黙」「ハンニバル」の三部作で構成されています。女医さん曰く「本の方が残虐で表現がエグくて映画より恐怖を楽しめる」そうです…

※フィレンツェ本店 格式ある店内と美しいシャンデリア

たかが石鹸と思われるかもしれませんが「毎日使う」ものなので、こういう時こそ「プチ贅沢」をしてもいいのでは?と思います。暑い日がまだまだ続きますが、みなさんも「毎日のバスタイム」を楽しくお過ごしください!(^^)

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コメント

  1. RUMI より:

    石鹸効果すごい。ためしてみます。イタリアには暫く行けないので牛乳石鹸かな?

    • aotearoa aotearoa より:

      石鹸効果、信じてやってみて下さい!牛乳石鹸より、ぜひシャボン玉石鹸ビューティを試してみて下さい!
      女医さんよりキレイな肌の持ち主が使っている石鹸ですから!私も次はビューティを試してみます!