宅配ピザは安くてお得??ピザ、どこで食べますか?
みなさん、こんにちは!アオテアロアです!
最近、なぜかとても疲れやすくてしばらくブログから離れてゆっくり休養していました…どこが悪いという訳でもないのですが、暑くなってきたからでしょうか?数日ゆっくりしたら調子も元に戻り元気になりました!みなさんは体調、大丈夫ですか?
※本日のお花:多分…マーガレット
先日、久しぶりに外でランチを楽しみました。換気とソーシャルディスタンスがしっかりと守られていました。
ランチ以外にお手頃価格でビールとおつまみがセットになった「ちょい飲みメニュー」があり、仕事帰りのサラリーマンが一杯飲んで帰るのかなぁ…などと想像してしまいました。そんな当たり前の日常が早く戻って、町が活気づくといいなと思いました。
テレビを観ていたら「持ち帰りなら半額~!」と宅配ピザのCMが流れました。美味しそうなピザの映像を見て「ピザ食べたいな」と思いました。でも実は宅配ピザを注文したことがないのです!
過去に友人宅で宅配ピザを食べた記憶はあるものの、個人的には宅配ピザを頼んだことがなく、配達人が不足しているから持ち帰りは半額なのかな~?半額でも味やサイズは同じなのかな~?利益はでるのかな~?など、いろいろ考えてしまいました(笑)
ピザと言えばやっぱりナポリのピザが一番美味しい!
味の好みは人それぞれなので「いや違う」という人もいるかもしれませんが…
というのも、日本で食べられるピザは「アメリカ風ピザ」と「イタリア風ピザ」があり、どちらが好きかは人によるからです。
どちらかというとピザよりパスタが好きで、レストランでもあまりピザを注文しないのですが、初めてナポリへ行った時に「本場のピザ・マルゲリータを食べたい!」と思い早速ピッツェリアへ!
注文してしばらくすると、大きなピザがお皿の上に「ドーン!」と乗って出てきて、思わず「これ、ひとり分?」と口走ってしまいました(笑)
そしてその熱々ピザを一口食べた瞬間、体中を駆け巡った衝撃の美味しさ!「めっちゃ美味しい~!」ピザの概念を覆す本物の美味しさに感動しました!
今でもあの時の感動が忘れられず、ピザと言えばナポリのピザが一番に頭に浮かびます。
でもあれ以来、ナポリでピザを食べる機会がほとんどなく「幻のピザ」として、永遠に記憶に残ることに…
海外旅行が再開されたらナポリへ行って、美味しい「ピッツァ・マルゲリータ」を味わいたいです!
ピザを食べ始めたのはいつ頃?ピザの歴史
世界中で食べられているピザは、いつ頃から食べられていたのでしょう?
紀元前3000年頃、メソポタミア地方で小麦を挽いて粉にして水で溶き、それを焼いて食べていたものがエジプトへ伝わり、エジプトではさらに「発酵」させて焼く、今でいう「パン」へと進化しました。
※ウズベキスタンのドライブインで食べたパン!
古代エジプト人が作ったパンは平らな丸い形にして石窯に生地をはり付けて焼いたもので、ピザの原型とも言えます。この石窯で焼くパンは世界各地に広がり、いろんな食文化へと発展していきました。
※上の写真のパンを焼いていた壺の窯
時は流れ、16世紀にイタリアで現在のピザに近いものが作られました。
小麦粉ベースの生地にニンニク、塩、オイル、香辛料などを加えて焼き上げたもので、現在のフォカッチャに近いものでした。
17世紀に入るとナポリで今までよりやわらかい生地にバジル、ラード、チーズの3つをトッピングしただけの「マストゥニコーラ」が作られ、これが最初の「ナポリピザ」とする説が一般的です。
ピザに欠かせないトマトが使われていないのはなぜ??と思われた方、トマトは南米原産で16世紀にヨーロッパに伝わったものの、最初は観賞用の植物で食用ではなかったのです。
というのも「ベラドンナ」という猛毒をもったナス科の植物があり、その実とトマトの実が似ていたので(色は違うけど…)毒があると信じられたため、観賞用として広まりました。
※クロアチア・ザグレブの市場にて
ルネサンス時代の女性たちはベラドンナの成分を抽出して点眼し、瞳孔を開かせて『目をキラキラ』輝かせ、瞳を美しく魅力的に見せるために使ったそう…今ならカラーコンタクトがあるけれど、昔の女性は美しくなるのも命がけ、いつの時代も「美しくなりたい」というのは普遍のテーマです…
このことからこの猛毒の植物は、イタリア語でベラ=美しい、ドンナ=女性「美しい女性」と呼ばれるようになりました。
※ヴィーナス誕生
もちろん猛毒なのでいろんな暗殺などにも使われたそうです。ちなみに花言葉は「あなたを呪う」「男への死の贈物」だそう…怖すぎます。写真がなくてごめんなさい。
ベラドンナに似ていることから誰も食べなかったトマトですが、ある時、南イタリアの青年が空腹に耐えかねてトマトを食べたところ、死ななかったどころか凄く美味しいことを発見し、それから食用として広まりました。この青年がいなければ…今もトマトは観賞用だったかも?現在の食卓にトマトソースやケチャップがなかったかもしれません…
18世紀半ばに漁師たちがパン屋にリクエストして作らせた、トマトソースにオイル、オレガノ、ニンニクをトッピングした「マリナーラ」が誕生します。これがトマトを使った最初のピザです。
ピザ・マルゲリータ誕生秘話!
そして1889年に世界的に有名なピザが誕生します。
イタリア国王ウンベルト一世と妻のマルゲリータ王妃がナポリを訪問した時、国王夫妻を大歓迎してピザを献上しました。
当時ナポリで一番腕の良いピザ職人だったラッファエーレ・エスポージトが3種類のピザを献上しました。前章で出てきたマストゥニコーラ、マリナーラ、そして最後にトマト、モッツァレラ、バジルのピザでした。
マルゲリータ王妃は最後に食べた美味しいピザをとても気に入り、ピザ職人に名前を尋ねたところ「王妃様に捧げたピザですので、ピッツァ・マルゲリータでございます」と答えたそう…このことから、マルゲリータという名前が付けられました。
またトマトの赤、モッツァレラの白、バジルの緑の3色がイタリア国旗と同じ色ということもあり、イタリアを代表するピザとして世界でも有名になりました。
マルゲリータ王妃の正式な名前はマルゲリータ・ディ・サヴォイア=ジェノヴァ(1851~1026)で、王族サヴォイア家に生まれ、血縁関係ではいとこにあたるウンベルト1世と結婚しイタリア王妃になりました。
芸術・文化の普及活動や慈善活動に熱心だったマルゲリータ王妃は庶民からも慕われ、とても人気がありました。イタリアの国花は「マルゲリータ」(英語:デイジー、和名:ヒナギク)ですが、これもマルゲリータ王妃に敬愛の意味を込めてつけられたそうです。
※多分…マルゲリータ (AIが調べた結果)違ったら教えてください!
ナポリで一番のピッツァ職人ラファエレ・エスポジトが働いていたお店は、1780年創業の老舗ピッツェリア「ブランディ(Brandi)」で、現在も営業しています。
「ピッツァ・マルゲリータ発祥の店」として世界的にも有名で、多くの人たちがピザを食べに訪れます。私は行ったことがないのですが、機会があれば行きたいなと思います。
まだまだ書き続けると長くなるので、今日はこの辺で…
イタリアの絶景を紹介しています!感動的な景色はこちら!
ピザの美味しさの秘密や、美味しいピザが食べられるレストランの探し方など、豆知識は【後編】で!(^^)
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コメント
自宅でピザ作りました。近くにあるレストランも先月は閉まっていたの。美味しいピザの歴史がわかり楽しかったです。続きが楽しみ
手作りピザですか!本当に何でも作れてすごいです!私も見習ってもっと料理上手になりたいです!
コロナが落ち着いたら、美味しいイタリアンを食べに行きましょう!
ベラ・ドンナの毒の話、リアルでした。瞳の輝きのために目に入れるなんて!
思い切ってトマトを食べてくれた青年のおかげで今のおいしいトマトがあるんですね。ピザやトマトソースを食べる時にありがたくいただきます(笑)
私は目薬も苦手だし、コンタクトレンズだって怖くてできないです…いまだに視力が両目とも2.0あるんです(笑)
毎日のように食べるトマトがなかったら、料理の美味しさが半減…本当に青年に感謝です!
aotearoaさん、視力がいいのは素晴らしいギフトですね。☆☆☆
眼鏡やコンタクトなしで旅ができるのはすごいことです。眼鏡がないと
駅や空港の表示もみえないし(*^^*)私は小中学生の頃からずっと0.1でした。こんなに医学がすすんでも視力はなかなか治りません。
スマホやPCなど目を使うことが多いので、目も大切にしなきゃですね。
勉強もあまりしなかったし、パソコン仕事もしたことがないから視力をキープできているのかも?
老眼になったらどうしよう…とか心配はするものの、どうやったら防げるのかもよくわからず。
視力が良いのも健康なのも当たり前ではないですよね…健康維持できるように心がけます!