本題に入る前に…現在の世界の新型コロナウィルスの感染について
みなさん、こんにちは!アオテアロアです!
最初に記事を書く前に、みなさまにお伝えしたいことがあります…それは世界的に広がりを見せる新型コロナウィルスについてです。
現在、世界で猛威を振るっているコロナウィルスは、これから紹介するイタリアでも多くの方が感染し亡くなっています。日本での広がりは世界に比べるとそのペースは遅く、感染者数の数字も低いですが、それでも毎日増え続けています。
私がイタリア旅行をしたのは2020年2/27~3/4の7日間です。ちょうど現地に到着して3日目にイタリア北部が閉鎖されました。この時点では、イタリア北部だけではなく、ヨーロッパやその他の国々まで封鎖される事態になるとは、想像もしていませんでした。
今もイタリアの人たちは自宅待機をしながら、コロナウィルスの収束を願っています。
現在は海外へ行く事ができませんが、コロナが収束した時にはぜひ、旅行へお出かけしていただきたいなと思います。
旅行を支えてくれている、たくさんの人たち
私たちが海外旅行をする時、実は目に見えない多くの人たちと繋がっています。
観光業に携わっているたくさんの人たち、ホテルやレストラン、お店、観光施設のスタッフ、現地のガイドさん、ドライバーさん、航空会社や旅行会社のスタッフ、旅先で偶然出会う人たち…
また美しい景色や美味しい食べ物、かわいい雑貨との出会いや、何気ない街歩き…そんな全てのものが、私たちの旅行を忘れられない思い出にしてくれます。
でも今はそういうもの全てが姿を消しています。現地の人たちは、一日でも早くコロナウィルスが収束し、いつもの日常が戻り、また世界中の人たちが旅行に来てくれるのを心待ちにしています。
今は自粛しながらの辛抱の時ですが、でも逆に時間ができたので色々な事を調べたり、情報を発信したり、いつもとは違う事をしたり、忙しい毎日に流されて見落としていたものを見つけるよい機会を持てたのではないでしょうか?
また以前と同じように人々が世界を行き来し始めた時に、最初に行ってみたいと思える場所を、今から探して楽しみに待つ…ことができたら、それはとても素敵なことではないでしょうか?
ブログを始めたばかりで、みなさんの参考になるほどの情報量はありませんが、世界がコロナウィルスの不安から一日も早く解放されることを願って、情報発信していきたいと思います。
ベニスの街は、こんな所
イタリアの北部にあるベネト州の州都で、アドリア海のラグーンと呼ばれる干潟に人工的に作られた島々で、海に浮かぶ美しい水の都です!
その姿は船から眺めると、よくわかります。こんな感じです。
高い塔は鐘楼、その右にあるアーチが美しい3階建ての建物が、ヴェネチア共和国の総督ドージェが住んでいたドゥカーレ宮殿です。
観光の中心地となるベネチア本島は、約180ある小さな島々を約400の橋で繋いでいます。
島の真ん中には大運河カナルグランデが逆S字型に流れ、有名な石造りのリアルト橋が架かっています。迷路のように細く入り込んだ路地を歩いていると、どこかにタイムスリップしてしまいそうな感覚になります。
島の中心地にあるのは有名なサンマルコ広場で、この広場に面して建つ茶色く背の高い鐘楼と、玉ねぎ型の丸い屋根が特徴のサンマルコ寺院は、ここを訪れた人なら必ず目にする光景です。
サンマルコ寺院の写真です。いつも入場の行列ができています。
ベニスで一番おすすめ絶景スポットは鐘楼の展望台!
そんな美しいベニスの街並みを一望できる一番のおすすめ絶景スポットは、サンマルコ広場に面して建つ鐘楼の展望台です!
青空が広がる天気が良い日、ここからの眺めは本当に最高!息をのむ絶景です!
ちなみに、この投稿のタイトルの画像は、鐘楼から撮った「鐘楼の影」の写真です!
塔の高さは約120m、エレベーターで上がることができるので、体力に自信がない方でも大丈夫!展望台からの眺めは最高ですが、安全のために柵がはめ込んであるので、柵越しからの景色になりますが写真は綺麗に撮れます。
ただ…行列ができている時は上がって降りてくるのに約1時間(列が長いとそれ以上!)はかかるので要注意!どうしても時間がない時は、鐘楼より街歩きをお勧めします。
今回お天気は最高だったのですが、残念ながらコロナの影響で全ての観光施設がクローズしてしまい、鐘楼に上ることができませんでした…ただ、お店は全て通常通り開いていたので、街歩きを楽しむことにしました!
時間がない方、街歩きのついでに行ける穴場!絶景スポットはここ!
街歩きを始めるのに、イタリア人ガイドさんがリアルト橋まで案内してくれました。
迷路のような細い路地を歩きながら大運河にかかるリアルト橋に来た時、ガイドさんがある一点を指さして…
「あそこも眺めがとってもいいわよ!」とニッコリ!
鐘楼に上れなくてガッカリしていたところに、なんて素敵な情報!
そして、指さされた先にあったのが…
免税店「Tフォンダコ デイ テデスキbyDFS」の屋上テラス!
ここが今回ご紹介する穴場の絶景スポットです!
「ただ、入れるかどうかわからない…」とガイドさん。
「え、でもあそこに人がいるから大丈夫なのでは?」と聞き返すと
「あそこは無料だけど予約制なの…」
とりあえず、ダメもとで行ってみることに!
まずはその建物の中に入ってびっくり!大きな吹き抜けと美しいアーチの装飾!
趣のあるオシャレな空間!えっ?ここは何に使われていたの??
とりあえず一周していろんな角度から建築美を観察。イタリアの食材を取りそろえたお店に、吹き抜けには、あ~ここでお茶したいな!と思わせるオシャレなカフェ!
あまり目立たないように隅の方にあるエレベーターに乗り、いよいよ最上階へ。最上階には文化イベント用スペースとテラスがあります。
テラスへ上がる階段の入口には、スーツをビシッ!と着たイケメンガードマンが立っていて、テラスへ行きたいという人たちに何やら説明をしていました。
「まさか…入れないの?」とドキドキしながら近づくと、テラスから続々と人が降りてきました。実は人数制限をしていて、15分毎に入れ替えをしていたのです!
鐘楼とは違う位置と角度から眺める、水の都ベニスの美しさに感動!
リアルト橋からすぐ側の建物なのに、あれこれと目に入るものに感動しては写真を撮り、テラスへの行き方がよくわからずうろうろし、イタリア人ガイドさんに教えてもらってからここに来るまで、結構時間がかかりました…
やっと辿り着いたテラスへの階段、一段ずつ踏みしめながら上がっていくと…
目に飛び込んできたのは…「わぁお~!」
茶色い屋根と、大運河と、青い空と、わぁお~声を出さずにはいられない絶景‼
鐘楼とはまた違った角度から眺める感動的な美しい街並み!
なんでもっと早く来なかったんだろう!
ここからは、大運河もリアルト橋もよく見えます!
空気が澄んでいれば、写真の通りアルプスの山々まで見渡せます!
もっと「絶景!」を見たい方!
なのに悲しいかな、ここにいられるのはたったの15分間だけ…
時間になったら、さっきのガードマンが声をかけてきます。
この絶景から離れがたく、一番最後に降りて行くといつの間にか行列ができていました。
歴史的建造物でもある「Tフォンダコ デイ テデスキbyDFS」
この美しい建物が気になったので調べてみたところ、13世紀に建てられた歴史的建造物で、何度か火災に見舞われたものの16世紀に再建され、20世紀のムッソリーニの時代からは中央郵便局として使われていたそうです。
2016年に「Tフォンダコ デイ テデスキbyDFS」として生まれ変わる時に、世界的に有名な建築家レム・コールハース氏がリノベーションを手掛け、ヴェネチアの伝統的な趣とモダンなデザインを見事に融合したと話題になり、特にテラスからの眺めが素晴らしい!と、たくさんの人たちが訪れるようになりました。
フォンダコ デイ テデスキという名前は、ルネサンス期に香辛料や絹を扱うドイツの貿易商が利用していた事から、ドイツ人商人館という意味のフォンダコ デイ テデスキという名前が付けられたそうです。
行ってみたい方、予約することおすすめします!
今回は予約なしでスムーズに入場できましたが、そもそもなぜ、無料なのに予約制なのでしょうか?
そうです、本来は多くの人たちがこのテラスを訪れます。だから予約制なのです。
今回は空いていたので予約なしで入場できましたが、普段は混んでいます。
どうしても行きたいという方は、事前に予約されることをおすすめします。
DFS免税店のウェブサイトから予約ができます→公式サイトから予約
当日空きがあれば、館内に備え付けられているタブレットでも予約ができます。
予約時間に行っても行列ができている時は、テラス入口のイケメンガードマンに予約済メールを見せると大丈夫!(予約なしの人たちが並んで列ができていることもあるので)
天候によっては安全上の理由から、テラスへの入場が中止になることもあるそうです。
13世紀からヴェネチアの交易に利用された建物が、数百年の時を経て生まれ変わり、今では世界中の人たちが訪れるモダンなショッピングモール!
テラスだけではなく、お買い物も楽しめて、吹き抜けのオシャレな空間でティータイムも楽しめる「Tフォンダコ デイ テデスキbyDFS」
みなさんも機会があればぜひ、足を運んでみてください!
インスタグラムもしています。いろんな国の写真をたくさんアップしています!
よかったら見に来て下さい!aotearoa24のインスタグラム→こちらから
コメント
Tフォンタコディテデスキはまだ行った事がないんです。次回チャレンジしてみます。
はい、ぜひ!360度のパノラマ、最高です!遠くに鐘楼もサンマルコ寺院の丸屋根も見えます!