かわいいコアラ!たくさんの動物と雄大な自然の国オーストラリア!

コアラ大 オーストラリア

コアラとカンガルーが有名な国、オーストラリア!

みなさん、こんにちは!アオテアロアです!

だいぶ暑くなってきて、運動不足解消のサイクリングも散歩も汗をかくようになりました。

旅の知識を活かそうと始めたブログは、今回で紹介する国が10か国目になりました。どこかひとつでも「行きたい!」と思ってもらえる国はありましたか?
これからもっと内容を増やしていきたいと思います。

散歩へ行くといろんな花が咲いています。でも…花の名前がわかりません(涙)
かわいいなとか、キレイな色とか、そんな感想だけで通り過ぎてしまいます。

ある時、イタリア人で日本語を話すガイドさんが…
「日本人はある一定の年齢に達すると、花や植物に詳しくなりますね…僕に花の名前を教えてくれたお客様の共通点です」
それって…何歳?私はまだ「ある一定の年齢」に達していないみたいです(笑)

相変わらず写真の整理をしていたら、かわいい写真が!オーストラリアの旅で撮ったコアラの写真です!寝ている姿がとってもかわいい!動物園に行けばコアラを見ることができますが「抱っこ」して写真撮影ができるのはオーストラリアだけです!

今回はオーストラリアとコアラをご紹介したいと思います。

日本からオーストラリアまでは約6,500km、東京と関空から直行便が飛んでいます。
正式名称はオーストラリア連邦、面積は約769万2024kmなんと日本の約20倍の広さ!世界で6番目に大きな国です。

※参照元:グーグルマップ

五大陸のひとつであるオーストラリア大陸と、タスマニア島をはじめとする島々からなり、人口約2530万人(日本の約5分の1)民族構成はアングロサクソン系を中心としたヨーロッパ系の白人が約80%以上、アジア系が約13%、そして原住民のアボリジニは約2%、公用語は英語です。

首都はキャンベラですが、あまり聞かない名前ですよね?
首都は?と聞かれたら思わず「シドニー」と答えたくなりますが、シドニーは一番大きな都市、二番目に大きな都市がメルボルンですが、この2都市間で長年どちらが首都にふさわしいかと争われ、結果二都市の中間にあるキャンベラが首都になりました。

オーストラリア政府は1970年代から「多文化主義」を掲げ、たくさんの移民を受け入れてきました。その結果、現在は4人に1人が外国生まれと言われています。移民はイギリス、中国、インドからが多く、現在は移民抑制策に転じて減らす方向で進んでいます。

日本も人口減少問題対策に、将来オーストラリアのように移民を受け入れるかもしれません…

ただ、オーストラリアは英語なので移住しても言葉の壁は乗り越えやすいですが、日本に来たら…?
その頃には最新の翻訳機が出て、言葉の壁がなくなっているかもしれません(笑)

ひょっとしたらAIが活躍しているかも?あまりにも時代の流れが早すぎて、未来の日本がどうなっているのか想像もつかないです。

コアラ抱っこ!野生生物保護区「カランビンワイルドライフサンクチュアリー」

現在オーストラリアでコアラを抱っこできるのは、限られた州の限られた施設のみです。コアラはとても繊細で人と接するだけでもストレスを受けるので「コアラ抱っこ」を禁止している州が多いです。

今回、訪れたのはゴールドコーストにある野生生物保護区「カランビンワイルドライフサンクチュアリー」です。

入口からは想像もできないくらい中は広く27ヘクタール(東京ドーム約6個分)、コアラをはじめカンガルーやウォンバット、エミュー、タスマニアンデビルなど、100種類以上のかわいい動物が、自然環境に近い状態で大切に保護されています。

カンガルーは放し飼いにされているので、直接エサをあげることができます。


園内はとても広く、見て回るのに時間がかかります。また、いろんなイベントやショーが行われているので、時間をチェックして予約して行かれることをおすすめします!

到着したら入場券と「コアラ抱っこ券(有料)」を購入し、早速「コアラ抱っこ」へ!

コアラとの写真撮影は人気があるので行列ができていることもあります。コアラの健康状態によって撮影が進むので、コアラが疲れてくると交代したり、なるべくコアラに負担をかけないように工夫しています。カメラマンがコアラと一緒の写真を上手に撮影してくれます!

そのかわいさに思わず抱きしめたり、なでたり、頬ずりしたくなりますが禁止です…コアラのストレスになるので(
それでもコアラがちょこんと体を引っ付けてくるだけで、可愛くて嬉しくて幸せです!

コアラの謎の生態!知れば知るほど不思議な生き物!

そのかわいい容姿から子供から大人まで大人気のコアラですが、コアラの生態をご存知でしょうか?

学名はラテン語で「ファスコラルクトス・シネレウス」意味は「袋を持つ灰色の熊」

初めてコアラを見つけたヨーロッパ人がクマと勘違いしたことから名前に「熊」が付きました。コアラという名前は「水を飲まない」という先住民アボリジニの言葉からきています。

分類的には「有袋類カンガルー目コアラ科コアラ属」、オーストラリア東部と南オーストラリア州の一部に生息しています。

コアラは夜行性で、1日の大半(18~20時間)は寝て過ごし、ほとんど動きません。動いたとしても動作はゆっくりです。そんなに長く眠る理由は主食のユーカリにあります。

ユーカリの葉は硬くて栄養価が低く、毒素を含んでいて消化しにくいので、他の動物はユーカリをほとんど食べません。そこに目をつけてユーカリを独り占めしたコアラでしたが、その毒を体内に取り入れるのは大変でした。

発酵させて解毒し消化をする盲腸の長さは約2m(人間の盲腸は約5cm)ユーカリから採れる栄養が少ないのに解毒と消化にはたくさんのエネルギーを消費するので、コアラは眠って動かないことでエネルギーを温存しています。

ユーカリの葉の50%以上は水分なので、そこから水分補給をしていますが、足りない時は地上に降りて水を飲むこともあります。ユーカリの木は600種類以上ありますが、コアラが食べるのは、そのうちの50種類くらいです。木の種類により毒素の量が違うので、匂いで自分に合う木を見つけて、その木の若い葉っぱばかり食べます。

コアラは妊娠してから出産まで約35日前後で、生まれた時は2センチくらい、未熟な状態で生まれて自力でお母さんのポケットに入り、ミルクを飲みながら成長します。生後6~7か月が過ぎると、母親は「ハップ」と呼ばれる特別な「離乳食」を与えます。

「パップ」は母親が出す特別な「うんち」で、ユーカリの毒素を分解するのに必要な微生物を含ませ、これを子供に与え食べさせることで、子供の体内にある消化器官に微生物を定着させてユーカリの葉を食べられるようにします。

「離乳食」と言えば聞こえはいいですが「うんち」で命を繋ぐ…
これも厳しい生存競争を生き延びるために身に付けた知恵のひとつなのです!

コアラや多くの動物たちが命を落とした森林火災、実はユーカリの木も火災の原因に

去年(2019年)の9月、オーストラリア南東部に位置するニューサウスウェールズ州で森林火災が発生しました。火災は広大な範囲に広がり続け、今年2月に30年ぶりの豪雨が降り続けた影響もあり、大火災はやっと鎮火しました。

焼失面積は10万km以上、日本の3分の1近くの面積を焼失しました。損害額は1,000億円以上、この火災で約2,000件以上の家が焼失し多くの人たちが避難を余儀なくされ、動物被害は10億匹以上にのぼると推定されています。

この火災で非常事態宣言も出され、必死で消火活動をしたものの火災の勢いは止まらず、煙は太平洋を超えて南米チリにまで到達しました。

ちょうどこの頃、ニュージーランドを訪れていたのですが、マウントクックのハイキングをしていた時に、オーストラリアから来た煙で空はオレンジ色になり、マウントクックが全く見えなくて驚いたのを覚えています。

※ニュージーランドまで流れてきた煙、山が見えない(2020:1/1)

約2,000km離れたニュージーランドでこの煙…燃えているオーストラリアの現場はどんな状況なのだろう…と思いました。この森林火災はオーストラリアでは過去最大規模のものになりました。

※ニュージーランド、煙がなければこんな風に見えた!(2016年)

実は森林火災は毎年おこるもので珍しいものではありません。オーストラリアはとても乾燥していて、そこで高温になると自然火災が発生します。特に森林の70%以上を占めているユーカリの木は、火事により成長する珍しい木です。

※ユーカリの木

ユーカリの葉には揮発性の高いユーカリ油がたくさん含まれていて、空気中に気体を放出します。その気体が太陽の熱により自然発火し火事が起こります。火事になるとはがれやすい幹だけが燃えて、木そのものは燃えません。幹が燃えて剥がれ落ちることにより、幹の奥に隠れていたユーカリのつぼみが発芽します。

オーストラリア固有の植物には火がないと新しい芽が出ない品種が多いので、火災がなくなると森が成長できないという一面があります。

ユーカリも厳しい環境で生き延びて行くために進化を続けた結果このような性質を持つようになり、これからも人々は山火事と共存をしていかなくてはなりません…

動物を助ける活動、コアラ募金に寄付してきました

オーストラリアを訪れたのは今年の2/16~22の7日間でした。ちょうど山火事が鎮火し、みんながホッとしたタイミングでした。

動物園でしか見たことがないコアラが野生でこんなにたくさんいることを、この火事で知って、とても驚きました。

コアラは繊細で神経質でストレスを受けやすいため「コアラ抱っこの写真」も撮影は一匹につき30分だけ、一度仕事をすると2-3日お休みするシフトで働いています。

人間に抱かれるだけでもストレスを感じるコアラ、ストレスを受け続けると体内に持っているクラミジアから結膜炎や不妊症などを発症させることから、抱っこ撮影を禁止した州が多いです。

でも撮影代がコアラのために使われるなら撮ってもいいのかなぁ…と思ったり、今回、コアラについてたくさん知ったので勉強になりました。

あちこちでコアラ募金箱を見かけたので、私も寄付してきました。

被害にあったコアラやたくさんの動物たちが助けられて、これからもコアラが住みやすい環境が維持されますように…そして世界の環境がこれ以上、悪化しませんように…

コアラのことを書きすぎて、他のことを書くスペースがなくなってしまいました…
書きすぎたついでに、みなさんコアラを漢字で書くと、どんな字かご存知ですか?

2つありますが…

一般的には「子守熊」こもりぐまと書きます。お腹の袋に子供を入れて子守をすることから「子守」、熊はヨーロッパ人がはじめて発見した時にクマと勘違いして名付けたのがそのまま「熊」になりました。

実際のコアラは体重は約5~15㎏、体調は約65~80cmくらい、熊よりは小さくてかわいいです!でも鳴き声は、低いうなり声でクマみたいです(笑)

もう一つは「袋熊」これは字の通り、お腹に袋が付いていることから付けられました。

日本でコアラに会えるのは7か所です。

埼玉県こども自然動物公園(埼玉県)、多摩動物公園(東京)、金沢動物園(神奈川県)、東山動植物園(愛知県)、神戸市立王子動物園(兵庫県)、淡路ファームランド・イングランドの丘(兵庫県)、平川動物公園(鹿児島県)

緊急事態宣言も少しずつ解除され、行動範囲も広くなれば近くの動物園へお出かけもできるようになります。その際はぜひ、コアラに会いに行ってください!

そして、また海外旅行ができるようになったら、ぜひ、オーストラリアへ旅行してみてください!

コアラだけではない、オーストラリアの魅力をこれからもたくさん紹介していきたいと思います!(^^)

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コメント

  1. HASHIMOTO RUMI より:

    コアラちゃん可愛い
    オーストラリアのティムタムチョコが大好き  
    コアラも人も安全でhappyな生活に早く戻って欲しいです。
    stay home

    • aotearoa aotearoa より:

      コアラ可愛いですよね!でもなかなか良い角度で撮れなかったのが残念でした…また次回。
      ティムタムも美味しいですよね!私も好きです!定番のお土産!
      またいつ行けるかわからないけど…早く海外に行きたいです!
      今までこんなに家にいなかったから退屈するかと思ったけど、結構楽しんでます!

  2. pocoapoco より:

    コアラちゃんのユーカリを解毒する不思議な生態などいろんな面を知ることができました。森林火災の痛手から早く元のオーストラリアに戻ることを願っています。

    • aotearoa aotearoa より:

      私もコアラの事をあまり知らなかったのですが、ツアーの中に「コアラトーク」というのがあり、そこで詳しいコアラの話を聞いて知りました。
      この火災で傷ついた多くの動物たちが早く元気になることを心から祈ります…