白い家が並ぶミハス!観光も散策も楽しい!スペイン土産もいろいろ!

ミハス路地 スペイン

コロナでキャンセルになったスペイン旅行…次回の行きたい国のひとつです!

みなさん、こんにちは!アオテアロアです!

今日は「こどもの日」ですね!外を歩いてもあまり「鯉のぼり」を見かけませんでした…
ヨーロッパや他の国々は徐々に制限を解除しながら様子を見る動きが始まり、日本では緊急事態宣言の延長…
まだまだ先が見えない中、一所懸命、働いて下さるエッセンシャルワーカーのみなさんには、心から感謝しています。本当にありがとうございます。

また海外へ行けるようになった時に、みなさんの旅行が「100倍」楽しくなるように、私も頑張って情報を発信していきたいと思います。

先日、運動不足解消のために自転車を購入しました。お天気が良い日は30分ほど近所をサイクリングして楽しんでいます。

太陽の光を浴びると、心も身体も元気になります。
外を見渡すと、どんどん木々が青くなり、いろんな花が咲き…鳥のさえずりを聞きながら空を見上げると「よし、私もがんばろう!」という気持ちになります。

黄色い花

ブログを始めてから少しずつ写真の整理を始めたものの、その数3万枚以上…そんな簡単には終わらないです(笑)その中で、ふと懐かしく目に留まった写真が…ミハスのアーモンドおじさん!

アーモンドおじさんは、スペインの南にある「ミハス」というかわいい「白い村」で名物のアーモンド菓子「ガラピニャーダ」を売っています。ミハスへ行かれた方ならきっとおじさんを見かけていると思います!
アーモンドおじさん

今回は白い家並みが美しいスペインの「ミハス」をご紹介したいと思います。

日本からスペインまでは距離にすると約10,600km、成田空港からはイベリア航空でマドリードまで直行便(所要13~14時間)で行けますが、それ以外の空港からは乗り継ぎして行きます。

ヨーロッパ南西端にあるイベリア半島に位置し、北東部はピレネー山脈を境にフランスと、西側はポルトガルと国境を接しています。大西洋と地中海に面していて、ジブラルタル海峡を挟んで、アフリカ大陸にあるモロッコと向き合っています。
スペインの地図※参照:google map

正式名称はスペイン王国、面積は約50.6万km、日本の約1.3倍、人口は約4693万人で日本の約1/3です。

スペインは10を超える民族が暮らす国で、代表的なのはカスティーリャ人、ガリシア人、アンダルシア人、カタルーニャ人、バスク人など…そのため公用語はスペイン語(カスティーリャ語)ですが、各自治州によっては、自分たちの州で話す言葉も公用語として認められています。

首都はMadrid =マドリード?マドリッド?どちらでも通じますが、公式的には「マドリード」が使われています。標高は約650mで、ヨーロッパの首都としては一番高い所にあり、イベリア半島のほぼ中央に位置しています。

青空サグラダファミリア
スペイン旅行する人たちに一番人気があるのは、バルセロナにあるガウディの最高傑作「サグラダファミリア」ですが、スペインの見所はそれだけではありません。

アンダルシア地方へ行けば美しいイスラム建築のアルハンブラ宮殿やメスキータ、奇岩のロンダやモンセラット、世界に名だたるプラド美術館、古都トレド、風車、ひまわり、バル巡り、ローマ遺跡、水道橋、美味しい生ハム、ワイン、パエリア、スイーツ…

生ハムスペイン

闘牛、フラメンコ、たくさんのお祭り、歴史、建築、自然、巡礼、サッカー…
そして話好きで楽しいスペイン人!魅力いっぱいのスペイン、一度は訪れたい国のひとつです!

トカゲ グエル公園
そんな魅力的なスペインに400年以上も前に、船に乗り何年もかけてやって来た天正遣欧少年使節(てんしょうけんおうしょうねんしせつ)をご存知でしょうか?
400年前のスペインは今とは違った国だと思いますが、SNSもない時代で日本しか知らない若者たちの目に、ヨーロッパはどんな国に映ったのでしょう?

飛行機でひとっ飛びの現代とは全然違う旅の話は、また別の機会にお話したいと思います。

かわいい白い村ミハス!到着したら、名物ロバタクシーに乗ろう!

ミハスはコスタ・デル・ソルにある村のひとつです。

コスタ・デル・ソル=スペイン語で「太陽の海岸」という意味で、名前の通り1年で300日以上が「晴れ」で太陽の光がさんさんと降り注ぎ、青空と青い海、山側には白い家が並び、快適なドライブを楽しめます!
見晴らし展望台から山の景色

コスタ・デル・ソルを訪れたなら、海岸沿いの高級ビーチリゾートでのんびりしたり、点在する白い村を訪れたり、ゆっくりと時間を過ごすのがおすすめです。

「白い村」の中でも、特に人気があるのが標高428mにある「ミハス」です。

コスタ・デル・ソルを訪れていた観光客が、ちょっと足を延ばして訪れた「ミハス」の村ことを周囲の人たちに話し、その噂が広まってテレビ局などが取材に来るようになり、あっという間に世界中で知られるようになりました。

ミハスの小さな路地

バスで到着すると、降りた目の前にビルへン・デ・ラ・ペーニャ広場があります。

ミハスの入り口にある広場で、側にはツーリスト・インフォメーション、路線バスのバス停や観光バスの駐車場、ロバタクシー乗り場やロバのオブジェなどがあり、観光の起点となる場所です。

この広場に行くと、アーモンドおじさんのかわいい屋台が目につきます!

おじさんが売っているのは「ガラピニャーダ(garrapiñada)」と呼ばれるミハスの名物で、大鍋で「アーモンド」と「砂糖」を溶かしたキャラメルを絡めてカリッとするまで混ぜ続けて作るアーモンド菓子です。

アーモンドおじさんピース一口食べると、ちょっと固いけど香ばしくて、甘さの中にアーモンドの香りが広がり、とても美味しいです!前を通りかかると、おじさんが「試食」を勧めてきます。ガラピニャーダを買うと、おじさんの顔が嬉しそうな笑顔に!

有名ガイドブックにも載ったことがある、おじさんの作るガラピニャーダは、お土産にもおすすめです!
ただ…年齢を重ねつつあるので、毎日出勤しているかはわかりませんが…
もし見かけたら、おじさんの美味しいガラピニャーダを食べてみて下さい!

すぐそばにロバタクシー乗り場があります。
ミハスの村は小さいので歩いて回れますが、坂道があるのでロバタクシーで一周するのもおすすめです。だいたい20分ぐらい、ロバに跨いでひとりで乗るのと、馬車タイプの2人乗りとあるので、お好きな方で楽しんで下さい。
ロバタクシー時々ロバが出払って待たされることがありますので、時間があまりないけど乗ってみたいという方は、一番にロバタクシー乗り場へ
ロバがいないときは馬車もあります。ビルへン・デ・ラ・ペーニャ広場から乗ることができ、もちろんロバより早いです(笑)

フォトジェニックなミハスの白い家!絵になる風景と展望台と、小さな闘牛場!

ミハスはアップダウンがあるので坂を上るのはしんどいですが、それでも元気を出して歩けるだけ歩いてみて下さい!疲れたらカフェやバルで休憩もできます。
サングリア
※イメージ サングリアとタパス

どこを見ても白い家!なぜみんな「白い壁」なのでしょう?
アンダルシア地方には、ミハス以外にも白い家の町がたくさんあります。

白い漆喰を壁に塗ることで、強烈な太陽の光を反射して日差しを和らげ、外が40℃を超えても部屋の中は涼しい作りになっています。
サンセバスチャン通り
※サンセバスチャン通り

どこの通りも絵になりますが、一番有名なのがサンセバスチャン通りです。昔ながらの細い路地と、花を飾った白い家々、青い空…一番の写真スポットです!

もちろん他の通りも絵になるので、ミハスは散策しながら写真を撮るのがとても楽しいです!

憲法広場(コンステシオン広場)の周辺にはお土産店がいろいろありますが、とりあえず通過して、そのまま坂道をさらに上っていくと闘牛場と教会と展望台がある広場に出てきます。時間があれば闘牛場PLAZA DE TOROSに入場してみて下さい。
ミハス闘牛場全景
この闘牛場は世界最小の「四角い闘牛場」で、四角形に近い楕円形をしています。
昔、ここには城が建てられていました。1900年に市民の要望により闘牛場を建設することになり、その跡地に合わせて建てたところ、このような珍しい形になりました。

観客席に向かう細い通路には、色とりどりのプレートが掲示されています。ここで闘牛を行った闘牛士の名前とその日にちが記載されています。
闘牛士のプレートこじんまりとしたかわいい闘牛場の真ん中に、牛のはく製が!ちょっとドキッとしました(笑)牛のはく製と闘牛場

収容人数約500人の観客席から、四角い形と白い家並みがキレイに見えます!
暑い日差しを跳ね返すために、闘牛場も白く塗られています。闘牛場からの家並み

闘牛で使うものも少し展示しています。この写真、結構お気に入りです!
闘牛場博物館
闘牛場を出たら、素晴らしい見晴らしの展望台へ!
ここからはコスタ・デル・ソルと海岸沿いの街、青い海と空が一望できます!
晴れて視界がよければ、海の向こうにアフリカ大陸まで見えます。
同じく海と空がきれいな絶景はこちら!


見晴らし展望台からの風景上の展望台まで足を延ばすのはちょっと…とか、時間がないようであれば、バスが到着した所からロバタクシー乗り場の前を通過してさらに進むと、もうひとつの見晴らしのいい展望台と石造りの礼拝堂があります


ミハス 石の礼拝堂石を積み上げた礼拝堂は、ラ・ペーニャ聖母礼拝堂(Ermita Virgen de la Pena)で、ミハスの守護聖人でもあるマリア様が祀られています。ミハスに住んでいた少年二人がマリア様の像を発見し、村に住む貧しい男性にその像を渡したところ、男性はとてもありがたく思い、ひとりで石をコツコツと積み上げて、マリア様を奉納する祠を建てたそうです。

一通り写真も撮って観光も楽しんだら、次は買い物タイム!

一通り、写真も撮って観光も楽しんだら、次は買い物タイム
小さい村なので、あちこち探して見て回らなくても簡単にお土産を買えるので楽しいです。

ミハスが観光地化される前は、村の人々はアーモンドとオリーブの栽培で生計を立てていたので、アーモンド菓子のガラピニャーダやオリーブ製品、白い壁を彩るカラフルな陶器などがお土産に人気です。
白い家並みとマグネット

日本人がたくさん訪れるので、日本人の店員さんがいるお店もあります。
ミハス近郊で採れる花を押し花にして作ったアクセサリー屋の「AMAPOLAアマポーラ」、自然派コスメやオリーブ製品が充実している「NOVOノヴォ」、ワンポイントデザインがオシャレなTシャツ屋さん「ENEエニェ」、など、バラマキ土産から自分用のものまで、何でも揃います。

「アマポーラ」の押し花のアクセサリーは、どれもかわいくて選ぶのが大変です。写真がなくてごめんなさい…代わりに花の小道の写真を!
お花好きの方、一生分のチューリップを見られる公園はこちら!


花の小道

私のお気に入りは、オリーブの木で作った「メガネかけ」長さもちょうどよくて、とても重宝しています。夏はサングラスをかけるので、必需品です!メガネを引っかけてない時はシンプルなアクセサリーにもなります。

めがねかけ

「NOVO」ではオリーブ製品とアルガンオイルが人気です。

バラマキにオリーブ石鹸を買う人も多く、普通サイズや小さいサイズ、かわいい刺繍の袋に入ったものなど、女子に配るのにおすすめです。

ノヴォせっけん

美味しいオリーブオイルも置いていて、試食もさせてくれます。スーパーなどでは売っていない、コンテストで賞をとった美味しいオリーブオイルなどを揃えているので、料理好きな方へのお土産に最適です。

またモロッコが近いこともあり、モロッコで採れるアルガンオイルもあります。日本で買うと高いですが、こちらで買うとお手頃価格で買えます。アルガンオイルは保湿力が高く、ヨーロッパのセレブの間で流行し、現在では世界中に知られる高価なオイルです。


ラビトスロワイヤルのイチジク※ラビトスロワイヤルのイチジクチョコ

スペイン土産で人気のラビトスロワイヤルのイチジクチョコも置いています。ミハス以外でも売っていますが買える時に買っておくと安心です。スペイン産のドライいちじくにブランデー風味のチョコレートクリームを詰めたお菓子で、とても美味しいです!

「ENE」のTシャツは、子供用から大人用までサイズも豊富で、暑い日には買ってそのまま着たくなります(笑)

忘れ去られた「シルバーコロンビア計画92」の失敗…

世界中から観光客が集まるコスタ・デル・ソルですが、30年くらい前に日本でちょっとした注目を浴びたことをご存知でしょうか?

1986年、当時の通産省が提案した「シルバーコロンビア計画92」という、定年退職したシルバー世代が日本を脱出して、楽しい海外生活を送るための支援をするプログラムがありました。
斜面の白い家
※コスタ・デル・ソルの白い家並み

92という数字は、コロンブスがアメリカ大陸を発見した1492年からちょうど500年後の1992年を目標に、新しい移住先を探そうという意気込みを示したものです。
サブタイトルが「豊かな第二の人生を海外で過ごすための海外移住支援事業

その時に、ヨーロッパでの移住先として名前があがったのが、スペインのコスタ・デル・ソルです。海に面していて、太陽がさんさんと降り注ぎ、晴天続きで暖かくて過ごしやすく、物価が安くてシーフードもワインも美味しい!
タイルの階段

キャッチフレーズが「2千万円の退職金と月額20万円の年金があれば、夫婦で退職後の人生を海外でのんびり暮らせる」というものでした。

でもそこに異議を唱える人たちが…

海外メディアがこの計画について「日本人は老人まで輸出するのか!」とか「海外姥捨て山」などと批判し、最終的に「海外滞在型余暇計画」プランに変更、商社や旅行会社、航空会社などが協力して長期滞在の旅行パックや分譲住宅を販売しました。
チュロス※チュロス

あれから約30年…EUに加盟したスペインは2002年にユーロ導入、その結果、物価は上昇し…ユーロ高で生活は苦しくなり、夢に見たのんびり優雅な海外生活を諦め、ほとんどの人が日本に戻るという結果に終わりました。
見晴らし展望台から山の景色
この計画を立案した通産省の事務次官は「退官後はスペインに移住する」と公言していたのに、最終的には天下りをして批判されたそうです…

どこで老後を過ごすかは人それぞれですが、たとえ新天地を求めても「帰る場所」があるのなら、そこが自分の居場所です。

コロナの影響で「ステイホーム」という合言葉のもと、日本全国で家族と一緒に過ごす時間が増えています。
家族は一番身近だけど、近すぎてその存在の大切さを忘れがちです。


楽しい踊り
ゴールデンウィークに旅行を計画していた人たちは多いと思いますが、今年は「ステイホーム家族と過ごせる時間を大切にし、みんなでたくさん会話をしながら、楽しい「海外旅行のブログ=このブログ(笑)」を読みながら、ゴールデンウィークをお過ごしください!(^^♪

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コメント

  1. HASHIMOTO RUMI より:

    コスタデソルのエッセンス「ミハス」今、一番行きたいのがスペイン。風景も気候も食べ物も素晴らしい。太陽を浴びながらバレンシアオレンジジュースを飲み、Vitamin chargeしたいです。

    • aotearoa aotearoa より:

      コロナでキャンセルになったので、海外旅行が再開したら、私も行きたいです。
      久々にロバタクシーに乗りたいなと(笑)太陽とオレンジジュース!いですね!
      サングリアも飲みたいです!

  2. pocoapoco より:

    白くてかわいいミハスの町を記事と写真で満喫できました。アーモンドおじさん、お茶目ですね。ラ・ペーニャ礼拝堂も洞窟の中にあって素敵でした。1週間でいいからミハスにステイしたいです。

    • aotearoa aotearoa より:

      いつも2時間前後の滞在で時間が足りないです…本当はもっと見るところがあると思うのですが、そんな余裕がないので私ものんびり滞在してみたいです。
      太陽の光をさんさんと浴びて、ゆっくりバカンスしたいですね!アーモンドおじさん、元気にしてるかな?また会いたいです!